はじめに
「デイトレは難しそうだから、スイングトレードから始めたい」「でも、どの銘柄を買えばいいか分からない…」
そんな方に向けて、この記事ではスイングトレード初心者が”利益を狙いやすい銘柄”を見つける方法をまとめました。
本業ではRC造の施工管理をしている建築士として、日々「地盤の安定」「構造のバランス」を見ていますが、トレードでも同じように「しっかりとした土台=銘柄選び」がとても重要だと実感しています。
① テーマ性×トレンド=スイング向きの王道条件
まずは「材料(ニュース)×流れ」がある銘柄を狙いましょう!スイングトレードは**”流れに乗ること”が最重要**です。建築で言えば、「地盤調査」に相当する部分で、ここがしっかりしていないと後の工程全てが危うくなります。
チェックポイント:
- 時事ニュースで注目されている業界(AI/半導体/再エネなど)
- 決算・IRで好材料が出た銘柄を探そう
- SNSや掲示板で話題になっている銘柄(ただし過熱感がないものを選ぶ)
② 出来高が多い=”構造的に強い”銘柄を選ぶ
建築でも”柱の太さ”が耐久性を決めるように、出来高は銘柄の強さを表す指標です。柱が太いほど建物全体が安定して支えられるのと同じように、出来高が多い銘柄ほど、価格変動が安定する傾向があります。出来高が少ない銘柄は、ちょっとした売りで株価が急落することもあります。
ポイント:
- 出来高が**直近1週間平均より増えているか?**をチェック
- 材料と出来高がセットで出ているか?(これが超重要です!)
- 時価総額は中型〜小型が動きやすい傾向があります
※時価総額とは、株価×発行済株式数で計算される企業の総価値です。一般的に大型株(1兆円以上)より中小型株(300億円〜5000億円程度)の方が値動きが活発な傾向があります。
③ チャートは「階段状の上昇」か?(押し目買い狙い)
チャートは言わば建築の”設計図”です。建築設計図で基礎から屋根まで階段状に積み上げていくように、株価も健全な上昇過程では「上昇→調整→上昇」という階段状のパターンを描きます。初心者は「急騰」よりも、「ゆっくりと階段を上るような形」を狙った方が安全です。
確認すること:
- 25日移動平均線より上で推移している(上昇トレンド中)
- 直近で”押し目”を作って再び上昇しそうな動きをしているか
- 高値ブレイク寸前 or ブレイク直後の銘柄が狙い目
※25日移動平均線とは、過去25日間の終値の平均を結んだラインで、中期的なトレンドを判断する重要な指標です。株価がこの線より上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと判断できます。
④ 逆に避けるべき銘柄の特徴は?
利益を狙うだけでなく、**”地雷を避ける”視点も大事です。**建築でも「欠陥土地」を避けるように、投資でも「危険な銘柄」を避ける目を養いましょう。
NG例:
- 急騰・急落を繰り返している(乱高下が激しい銘柄)
- 出来高が極端に少ない(流動性リスクが高い)
- 材料が”噂レベル”で信頼性が低いもの
- 直近の決算が悪かった or 赤字続きの銘柄
✅ 銘柄選びをさらに確実にしたいなら、“ニュースの見極め”が超重要です
株価が急騰するニュースの見分け方!初心者でもできる”材料ニュース”の見極め術を建築士が解説
⑤ 僕が実際に選んでいる銘柄の探し方(簡単3ステップ)
① 証券口座のスクリーニング機能を使う
- 出来高急増ランキング/価格帯別ランキングを活用しよう
- 業種別ランキングで注目セクターを確認
- PER(株価収益率)20倍以下・PBR(株価純資産倍率)2倍以下の銘柄にフィルターをかけると堅実な銘柄が見つかりやすいです
② ニュース×チャートでフィルタリング
- 材料ニュース→チャート確認→25日線上かチェック
- 直近1ヶ月のチャートパターンを見て安定性を判断
- 上昇トレンド中に調整(押し目)を作った銘柄が理想的です
③ SNSで話題性を確認(X、掲示板)
- 話題性×注目度があると「勢い」が付きやすい
- ただし過熱感のある銘柄には注意が必要です
- 情報の裏取りを必ず行い、複数の情報源で確認しましょう
実体験コラム:1週間で+12%利益を出せた銘柄の共通点
以前、材料ニュースで話題になった某再エネ関連株に注目し、
- 出来高急増
- チャートが高値ブレイク直前
- ニュース発表直後
この条件がそろった段階でエントリー。3日目に利確し、+12%の利益に。あらためて「材料+出来高+チャート形状」の三拍子は鉄板だと実感しました。
その後も同じ条件を満たす銘柄を探し続け、平均して月に8%程度の利益を継続して出せるようになりました。ただし、失敗したケースもあります。「出来高は増えていたが、材料が一時的なもの」だった銘柄では、一時的な上昇後に急落し、5%の損失を出しました。このとき学んだのは、必ず損切りラインを決めておくことの重要性です。私は通常、購入価格から5%下落したら損切りするルールを決めています。これは建築で言えば「安全基準値」のようなものです。
リスク管理も建築と同じく「安全第一」で
建築現場では「安全第一」が鉄則ですが、投資も同じです。銘柄選びが良くても、その後の管理が不十分だと大きな損失につながります。
スイングトレードでのリスク管理ポイント:
- エントリー前に必ず損切りラインを決めておく(通常5%程度)
- 決めた損切りラインは絶対に守る(「戻るかも」は禁物!)
- 利確ラインも事前に決めておく(10〜15%が目安)
- 保有銘柄数は3〜5銘柄程度に抑え、リスク分散しすぎない
まとめ:銘柄選びが”土台”。選び方で勝率が変わる!
建築士の僕からすると、スイングトレードの銘柄選びは「強い地盤の土地を探す」ようなもの。その後の建物(エントリー・利確・損切り)は、**銘柄選びがすべてのベースになります。**強固な地盤の上に建てた建物が長持ちするように、しっかりとした選定基準で選んだ銘柄は良いパフォーマンスを出しやすいのです。
今日のポイント
- テーマ×トレンド銘柄が狙い目!
- 出来高・チャートで”強さ”を見極めよう
- 押し目・ブレイク前がエントリーチャンス!
- 地雷銘柄を避ける視点も大事です
- スクリーニング→材料→チャート→SNSの流れで選定しましょう
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