はじめに
「株って、なんとなく難しそう…」 「興味はあるけど、損しそうで怖い」
そんな初心者の方に向けて、この記事では、株式投資の基本のキホンをわかりやすく解説します!
✔ そもそも株って何? ✔ どうやって利益が出るの? ✔ 損することもある? ✔ どう始めたらいいの?
これらの疑問に答えながら、「まずは1歩踏み出したい人」向けの入門ガイドとしてお届けします。

1. 株式投資とは?簡単にいうと「会社のオーナーの一部になること」
株式投資とは、企業が発行する「株」を購入して、その会社に出資する仕組みのこと。
つまりあなたはその会社の”オーナーの一部”になり、会社の業績や価値の成長によって利益を得ることができます。
2. 株式投資の利益の出し方はこの2つ
① 値上がり益(キャピタルゲイン)
- 買ったときより高く売ることで利益を得る
- 例:1000円で買った株が1500円で売れた → +500円の利益
👉 成長企業や人気企業の株を買っておくと、株価が上がるチャンスも!
② 配当金(インカムゲイン)
- 企業が利益の一部を株主に分配する「お金」
- 年2回(中間配当・期末配当)もらえることが多く、”ほったらかし投資”の魅力でもある
👉 安定企業や高配当株を保有すると「定期収入」のような感覚に
3. 株式投資のリスクとは?
もちろん、株にはリターンと同じだけリスクもあります。主なリスクは以下の通り:
リスクの種類 | 内容 |
---|---|
株価下落リスク | 買値よりも株価が下がることで損失が出る |
倒産リスク | 企業が破綻すれば株は”紙くず”になる可能性も |
流動性リスク | 売りたい時に売れない場合もある |
心理的リスク | 相場に一喜一憂して、冷静な判断ができなくなる |
👉 「短期で一攫千金を狙う」のではなく、「長期・分散」でリスクを減らすのが基本戦略!
株式投資でやってはいけない「禁じ手」
初心者がよく陥る失敗を避けるために、以下の行動は控えましょう:
- 追証(ついしょう)が発生する信用取引:借金して投資することになり、大きな損失を被るリスクがあります
- 一点集中投資:「卵は一つのカゴに盛るな」の格言通り、分散投資が基本です
- 感情的な売買:株価が下がったからといって慌てて売ったり、上がったからといって追加購入するのは危険です
- 十分な情報なしでの投資:「噂で買って事実で売る」は禁物です
- 投資可能額以上の資金投入:生活資金や緊急資金を投入するのはNG
4. 2025年の株式市場の動向
- AIと脱炭素関連銘柄の成長:2025年現在、AI技術の進化と気候変動対策に関連する企業の株価が堅調に推移しています
- 高金利環境の変化:2023年からの高金利状況から、徐々に金利が安定化し、株式市場の変動が落ち着きつつあります
- 新NISA制度の定着:2024年に始まった新NISA制度が浸透し、個人投資家の参入が増加しています

5. 株式投資の始め方|初心者がまずやるべきステップ
STEP1|証券口座を開設する
- 楽天証券、SBI証券、松井証券などが初心者にも人気
- NISA口座も同時に開設すると年間最大360万円まで非課税で運用できて◎
- オンライン上で本人確認書類をアップロードするだけで、最短当日から取引可能
STEP2|銘柄を選ぶ
- 「知っている企業」「応援したい会社」からスタートでもOK!
- 初心者は1株から買える”単元未満株”や”つみたて投資”もおすすめ
- *業績・配当・PER(株価収益率)**など基本指標をチェック
STEP3|少額から購入してみる
- いきなり大金を入れず、まずは1万円〜3万円程度でスタート
- 実際に運用してみることで「株価の動き」「自分の感情」が体感できる
STEP4|情報収集と振り返り
- 経済ニュースや企業情報を”ライトに”チェック
- 月1回の振り返りで「なぜ上がった・下がった?」を確認するクセをつけると◎
6. 株式投資の税金について知っておこう
株式投資で得た利益(値上がり益と配当金)には原則として約20%の税金がかかります。
- 内訳:所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%
- 確定申告:特定口座(源泉徴収あり)なら不要、一般口座や特定口座(源泉徴収なし)なら必要
- 損益通算:損失が出た場合、他の株式投資の利益と相殺可能
- NISA・つみたてNISA:非課税枠内の取引なら税金がゼロ
7. 株価チャートの基本的な見方
初心者でも理解しやすい、基本的なチャートの見方を紹介します:
- ローソク足:1日の株価の動きを表す
- 上昇した日は白か緑(始値<終値)
- 下落した日は黒か赤(始値>終値)
- 移動平均線:短期(25日)と長期(75日)の線が交差するポイントに注目
- 短期線が長期線を上に抜ける → 買いシグナル
- 短期線が長期線を下に抜ける → 売りシグナル
- 出来高:取引された株数で、多いほど信頼性が高い動きと言われる
8. よくある誤解と実情
誤解 | 実情 |
---|---|
「株は博打と同じ」 | 長期投資なら企業の成長に投資する健全な資産形成手段 |
「株は金持ちがするもの」 | 100円程度から投資できる単元未満株もあり、少額から始められる |
「株はタイミングが命」 | 「時間を味方につける」長期投資なら、タイミングよりも継続が重要 |
「株は値動きをずっと見ないと」 | 長期投資なら日々のチェックは不要。定期的な見直しで十分 |
「専門知識がないと儲からない」 | ETFや投資信託なら、プロに任せて分散投資ができる |

9. よくあるQ&A(初心者が感じる不安を解消)
Q:どのくらいの利益が出せるの? → 年利5〜7%を目指せたら上出来!焦らずコツコツが基本です。
Q:損したらどうすればいいの? → 売らなければ確定損失ではない。長期で待つ・分散投資でリスク分散が重要。
Q:株ってギャンブルじゃないの? → 短期トレードを繰り返すと”投機”に近くなりますが、長期投資は堅実な資産形成手段です。
Q:初心者が最初に学ぶべきことは? → 基本的な経済用語、チャートの見方、企業分析の基本指標(PER、PBR、ROEなど)を少しずつ学びましょう。
10. 筆者のリアル体験:最初は1万円からスタートしました
ぼくも最初は「損しそう」「怖い」と思っていました。でも、1万円だけ投資してみたら、日々のニュースが”自分ごと”になったり、お金に対する考え方が変わったりと、メリットがいっぱいありました。
今では「家計の一部を投資に回して増やす感覚」で、無理なく資産形成できています。
まとめ|株式投資は”知ること”から始まる、身近な資産形成ツール
- 株式投資は、企業の成長に乗る”オーナー目線”の投資
- 利益は「値上がり益」と「配当金」の2種類
- リスクもあるが、長期&分散で抑えられる
- まずは証券口座開設&少額からスタートしよう!
- 堅実な投資のために、基本を学び続けることが大切
初心者におすすめの学習リソース
- 書籍:「テスタの株式投資(漫画)」漫画なので読みやすい
- アプリ:証券会社の公式アプリで株価チェックや情報収集ができる
- YouTube:わかりやすく解説する投資系チャンネルも多数
- セミナー:証券会社主催の無料セミナーで基礎知識を学べる
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準備中です!お楽しみに!
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