はじめに
「給料入ったばかりなのに、もうお金がない…」
「何に使ったか覚えてないのに、残高がスカスカ」
そんな経験、あなたにもありませんか?
実はこれ、”無意識の支出”が積み重なって起きる現象。
お金の流れを見える化し、ちょっとした行動を変えるだけで、改善できます。
この記事では、お金がどんどん出ていく理由と、支出をコントロールする具体的なコツをわかりやすく解説します。さらに、実際に私が実践している方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お金がどんどん出ていく3つの理由
理由①:固定費の”見直し忘れ”
毎月自動的に引き落とされるサブスク・保険・通信費など。
- 動画配信サービス(月々1,000円前後)
- 音楽ストリーミング(月々980円前後)
- スマホプラン(大手キャリアなら月々7,000円前後)
これらを無自覚に続けていて**”知らぬ間に毎月1万円以上”**出ているケースも珍しくありません。
👉 固定費は「1回の見直し」でずっと効果が続く最優先項目!
今日のアクション: すべての定期支払いをリストアップしてみましょう。
理由②:変動費(食費・日用品など)が”なんとなく”で増えていく
「ついコンビニに寄ってしまう」「スーパーで必要以上に買いすぎ」などの小さな支出が日々積み重なります。
例えば:
- コンビニでの飲み物(1日300円)→ 月9,000円
- 昼食の外食(1回1,000円×週3回)→ 月12,000円
クレジットカードや電子マネーでの支払いは現金と比べて実感が薄れやすく、支出が増えがちです。
👉 「1日単位」「1週間単位」で支出を把握することが重要です
今日のアクション: 直近1週間の小さな支出をすべて書き出してみましょう。
理由③:「収入がある=使っていい」と錯覚している
昇給・副業など収入が増えたとき、つい生活レベルを上げすぎてしまうと、結局お金は貯まりません。
例:
- 月収が3万円増えた → 家賃が高い部屋に引っ越した(月3.5万円アップ)
- ボーナスが出た → 全額を旅行や高額商品に使ってしまった
“ご褒美消費”も度が過ぎると家計を圧迫する原因になります。
👉 収入が増えても、支出は”据え置き”が貯蓄を増やす鉄則!
今日のアクション: 収入が増えた場合の「使う額」と「貯める額」の比率を決めておきましょう。
支出管理がうまくいく3つのコツ
コツ①:まずは「固定費の断捨離」から
無駄な固定費を見直すだけで、大きな効果が得られます:
- サブスク(月額動画・音楽サービスなど)を洗い出す → 重複や未使用サービスを解約
- 使っていない保険やオプションは解約 → 見直しで月3,000〜5,000円削減も可能
- スマホ料金を格安プランに見直し → 大手から格安SIMに変更で月4,000〜6,000円削減
実際の例:
【固定費見直し前】
・スマホ:7,800円(大手キャリア)
・動画サービス:3つで計2,800円
・ジム会費(ほぼ未使用):8,800円
合計:19,400円/月
【固定費見直し後】
・スマホ:2,200円(格安SIM)
・動画サービス:1つに厳選で980円
・ジム:解約
合計:3,180円/月
→ 月々16,220円、年間で194,640円の節約!
👉 固定費の見直しだけで、月1〜2万円浮くことも少なくありません!
1ヶ月チャレンジ: 今月は固定費の洗い出しと見直しに集中してみましょう。
コツ②:家計簿アプリで”感覚”を見える化
手書きの家計簿は続かない方が多いものです。自動で分類されるアプリを活用しましょう:
- マネーフォワード ME、Zaim、Money Treeなどの家計簿アプリを導入
- クレジットカードと連携して自動記録
- 月ごとの「使いすぎジャンル」を可視化して対策
家計簿が続かない方は:
- 週1回、10分だけまとめて記録するだけでもOK
- 現金派は、財布に「メモアプリ」を開いておき、支払い後すぐメモ
👉 支出の見える化により「なぜお金がないのか」が明確になります
1ヶ月チャレンジ: 家計簿アプリを導入し、毎週日曜日に10分だけ確認する習慣をつけましょう。
コツ③:「使ってOKなお金」を先に決める
お金が入ったら使う順番を変えるだけで、貯蓄額が大きく変わります:
- 給料が入ったら先に決まった額を貯金・投資へ
- 残ったお金で生活する
具体的なやり方:
- 生活費用・自由費・特別出費など、項目を分けて管理
- デジタル派:銀行口座を目的別に分ける
- アナログ派:「袋分け」で現金を物理的に分ける
例:月収30万円の場合
・入金日に6万円を貯蓄・投資口座へ移動
・固定費(家賃・光熱費など):10万円
・食費・日用品:8万円
・交際費・娯楽費:4万円
・予備費:2万円
👉 「今月は使っていい〇万円」と枠を作るだけで支出管理の安心感が違います
1ヶ月チャレンジ: 来月の給料日には「先取り貯金」を実行してみましょう。
私のリアル実践例(ADHD気質のやりくり術)
私自身も以前は「気づいたらお金がない」状態を繰り返していました。特にADHD気質があると、細かい管理が苦手で挫折しがちです。
でも、下記を意識してからかなり楽に管理できるようになりました:
私の固定費見直し例
- スマホ:大手キャリア→格安SIMに変更(月5,000円削減)
- 保険:不要な特約を見直し(月3,000円削減)
- 電気:プラン変更で(月1,500円程度削減)
- サブスク:使っていないサービスを解約(月2,500円削減)
私のざっくり管理法
- 支出は「食費」「趣味」「生活必需品」程度の大まかなカテゴリーのみ
- 細かい記録はアプリに任せて、週1回10分だけチェック
- 「使いすぎたな」と感じた週の後は”リベンジ週間”で帳尻合わせ
- 月の予算を週割りにして「今週はあと〇円」の感覚で使用
👉 ADHD気質でも続けられる”ざっくり・でも可視化”が最強でした。
ポイントは「完璧を目指さず、80%くらいできていれば十分」という考え方です。少しずつ改善していくことで、半年後には大きな変化を実感できました。
まとめ|「なんでお金が消えるの?」の答えは、日常にある
お金は、意識しないとどんどん”逃げていく”もの。 でも、仕組みと習慣で”守ること”もできます。
始めるための3ステップ
- 固定費を徹底的に見直す(1回の作業で継続的な効果)
- 支出を見える化する(アプリで自動管理がおすすめ)
- お給料が入ったら「先取り貯金」を実行する
大切なのは「完璧な家計管理」ではなく、「自分が続けられる仕組み」を作ること。まずは小さな一歩から始めてみましょう!
最後に、3ヶ月に一度は支出管理の方法を見直すことで、新たな改善点が見つかりますよ。
さらに資産形成を進めたい方へ
支出管理をマスターしたら、次は資産形成のステップに進みましょう。以下の関連記事もぜひチェックしてみてください:
コメント