はじめに
「NISAとiDeCoって、どう違うの?」 「結局どっちをやればいいの?」
投資を始めると、必ずぶつかるこの疑問。 どちらも税金が優遇されるお得な制度ですが、目的や使い方には大きな違いがあります。
この記事では、2024年からスタートした新NISA制度も含めて、NISAとiDeCoの違い・メリット・注意点・使い分け方まで徹底解説します!
1. ざっくり違いを比較!NISA vs iDeCo
比較項目 | NISA(新NISA) | iDeCo(個人型確定拠出年金) |
---|---|---|
主な目的 | 資産形成・つみたて投資 | 老後資金の準備 |
利用できる年齢 | 18歳以上 | 原則20歳〜60歳(職業により加入可能年齢が異なる) |
税制メリット | 運用益・売却益が非課税(無期限) | 掛金が全額所得控除+運用益も非課税 |
引き出し | いつでも可能(制限なし) | 原則60歳まで引き出し不可 |
年間投資枠 | つみたて投資枠:120万円/成長投資枠:240万円(合計360万円) | 上限:月1.2万円〜6.8万円(職業により異なる) |
商品ラインナップ | 株式・投資信託・ETFなど | 国が認めた投資信託・定期預金など(約200種類程度) |
口座管理 | 証券会社で開設 | 金融機関で開設(変更可能) |
2. NISAの特徴とメリット・デメリット
✅ NISAのメリット
- 運用益・売却益が非課税(通常20.315%課税)
- いつでも引き出せる柔軟性
- 非課税期間が無期限(2024年からの新NISA)
- 自分のペースで投資額を調整できる
- 初心者でも「つみたてNISA」枠でコツコツ投資が可能
具体例: 100万円を投資して10年後に150万円になった場合、通常なら約10万円の税金がかかりますが、NISAならその税金がゼロに!
⚠ NISAの注意点
- 所得控除などの”節税効果”はない
- 元本保証はない(投資なので当然)
- 年間投資上限額はあるが、生涯非課税投資枠は最大1,800万円
NISAについてはこちらでも解説しています。
3. iDeCoの特徴とメリット・デメリット
✅ iDeCoのメリット
- 掛金が全額所得控除=節税効果が大きい
- 運用益も非課税(20年〜30年スパンで超有利)
- 老後資金として”使い道が固定されている”安心感
- 2025年から受給開始年齢が65歳→60歳に引き下げ予定
👉 所得が多いほど節税効果もアップ!
具体例: 年収600万円の会社員が月2万円(年間24万円)をiDeCoに拠出すると、所得税・住民税合わせて約5万円の節税効果があります。
⚠ iDeCoの注意点
- 原則60歳まで引き出せない(途中でやめたくても原則不可)
- 投資対象がやや限られている(NISA比で品揃えが少なめ、約200種類程度)
- 口座管理手数料がかかる(月々100円〜数百円)
iDeCoの基本についてはこちらでも解説しています。

4. 結局どっちを選べばいい?目的別に使い分け!
▶ ライフプラン重視なら「NISA」がおすすめ
- 住宅・教育・旅行・マイカーなど、途中で使う予定がある人
- 投資初心者で「まずは慣れたい」人にもぴったり
- 株式投資や多様な商品に投資したい人
▶ 節税&老後資金なら「iDeCo」が強い味方
- 長期でじっくり老後資金を積み立てたい人
- 所得税・住民税の負担が大きい人には特に有利
- 「強制的に貯める」仕組みが欲しい人
▶ 両方使うのがベストな人も!
- 余裕がある人は「NISAで柔軟に資産形成+iDeCoで老後資金」とW活用が最強◎
- 特に30代以降の共働き世帯にはおすすめの組み合わせ
- 年収400万円以上で投資余力がある人は両方検討するとよい
5. 筆者の活用方針(リアルな選び方)
ぼくは現時点では【NISA優先・iDeCoは後から】のスタイル。
✅ 20代のうちは「使えるお金」を増やしたいので、NISAで投資スキルUP+資産づくり
✅ 30歳以降、収入が安定したらiDeCoも追加予定
👉 何より大事なのは、「制度を知った上で、自分のペースで活用すること」。
まとめ|NISAとiDeCoは「ライフプランに合わせて選ぶ」が正解!
- NISA=いつでも引き出せる柔軟な資産形成ツール(非課税期間無期限)
- iDeCo=節税効果バツグンの”老後貯金専用口座”
- 両方の特徴を理解して、無理のない運用をしよう!
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