意外とやりがち…!20代夫婦がハマる”家計簿の落とし穴”5選【失敗事例つき】

はじめに

「家計簿アプリ、ちゃんと使ってるのにお金が貯まらない…」 「節約してるはずなのに、毎月ギリギリ」

そんなふうに感じている20代夫婦、意外と多いんです。

実はその原因、家計簿の”使い方”や”思い込み”にあるかもしれません。

この記事では、実際にありがちな20代夫婦の家計簿失敗パターンを紹介しつつ、「じゃあどうすればうまくいくのか?」という改善策も合わせてお伝えします!

失敗①:「記録が目的化」している(=”記録貧乏”)

ありがちセリフ

「レシートは全部入力してるし…でも全然貯金できないんだよね」

【落とし穴】

入力=満足になっていて、分析・改善までつながってないパターン!

データ収集に時間とエネルギーを費やしすぎるあまり、肝心の「どう改善するか」という本来の目的を見失いがちです。家計簿アプリで1,000円単位の細かい入力に時間を使う一方で、固定費の見直しなど大きな効果が出るポイントを見逃していることも。

【解決策】

毎月1回は「どこに偏りがあったか」「来月変えること」を夫婦で5分話すだけでも効果的です!

具体的には:

  • 月末または月初に「振り返りの時間」を設定する
  • 「先月より〇〇円増えた(減った)カテゴリ」を確認する
  • 家計簿記録の結果から、具体的な行動計画を1つ決める
  • 家計簿アプリのグラフ機能を活用し、支出の傾向を視覚的に把握する
  • 固定費と変動費を分けて分析し、削減しやすいところから手をつける

家計簿アプリの多くは、自動でグラフ化してくれる機能がついています。例えば「マネーフォワード」や「Zaim」などは、月間・年間の支出推移が一目でわかるため、「先月より何が増えたか」を簡単に確認できます。数字だけではなく、視覚的に把握することで改善ポイントが見つけやすくなりますよ!

失敗②:「ざっくりすぎる分類」で”支出のクセ”が見えない

ありがち設定例

  • 食費/生活費/その他/貯金

【落とし穴】

“その他”がやたら膨らんで、何が無駄か見えなくなってしまいます!

特に「その他」や「雑費」に多くの支出が入ってしまうと、どこを削減すべきかが見えなくなります。逆に細かすぎる分類も管理が大変で続かないことも。

【解決策】

最低限「固定費・変動費・投資・娯楽」くらいは分けましょう。さらに効果的なのは月末に”夫婦の無駄づかい大賞”を決めるなど、楽しみながら振り返る工夫です!

おすすめの分類方法:

1. 基本の3分類からスタート

  • 固定費(毎月決まって出ていくお金)
  • 変動費(月によって金額が変わるお金)
  • 貯蓄・投資(将来のために残すお金)

2. 慣れてきたら、さらに詳細化

  • 固定費:家賃・ローン、光熱費、通信費、サブスク等
  • 変動費(必要):食費、日用品、交通費等
  • 変動費(選択):趣味・娯楽、外食、交際費等
  • 貯蓄・投資:預金、NISA、iDeCo等

分類は多すぎても少なすぎても効果が薄れます。最初は大きく3〜5つのカテゴリーに分け、慣れてきたら徐々に細分化するのがおすすめです。特に「趣味・娯楽」や「外食」などは独立させると、無駄遣いが見つけやすくなります。

家計簿アプリを使っている場合は、デフォルトの分類を一度見直し、自分たちの生活スタイルに合った設定に変更してみましょう!

失敗③:「家計管理、どっちかに丸投げ」

ありがちパターン

「妻に任せてるから…」「夫の収入は知らない」

【落とし穴】

片方だけが家計を把握=もう一人は無自覚に使ってしまうリスク大!

金融広報中央委員会の調査によると、家計管理を片方に任せきりにしている家庭は、共同で管理している家庭に比べて貯蓄率が平均15%低いという結果も。お互いに無関心だと、「誰かがやってくれるだろう」という他人事感覚が生まれてしまいます。

【解決策】

お互いに「月の支出額」や「今月の貯金目標」くらいは共有しておきましょう!

効果的な家計共有の方法:

1. 定期的な「家計会議」を設ける

  • 月1回、15〜30分程度の「家計会議」を開催
  • 堅苦しくなく、カフェやリビングでリラックスして行う
  • カレンダーに予定として入れておくと継続しやすい

2. 共有ツールを活用する

  • LINEやGoogleスプレッドシートで収支状況を共有
  • 家計簿アプリの「家族共有」機能を使う(マネーフォワードMEなど)
  • クラウド上で共有することで、いつでもお互いが確認できる環境を作る

3. 「役割分担」と「情報共有」のバランスを取る

  • 得意な方が中心になりつつも、情報はオープンにする
  • 例:片方が日々の記録、もう片方が月次分析など
  • 「自由に使えるお小遣い」をそれぞれ設定して、それ以外は相談する習慣をつける

共働き夫婦なら特に、収入や支出の状況を定期的に共有することで、お互いの金銭感覚のズレを防ぎ、共通の目標に向かって協力できるようになります。「誰かが管理する」から「二人で管理する」という意識の変化が重要です!

失敗④:「予算を”理想”で立てすぎて破綻」

ありがちパターン

「今月は食費2万円で行こう!」→3日で予算オーバー…

【落とし穴】

初期段階で”完璧な理想”を求めすぎて、続かなくなってしまいます。

無理な節約目標は挫折の原因に。特に「平均的な家庭の食費は〇〇円」など、外部情報に影響されすぎると、自分たちの生活スタイルや価値観に合わない無理な目標を設定してしまいがちです。

【解決策】

最初は「現実を知る」が第一ステップ。3ヶ月の平均値を見て、“ちょい下目標”から始めるのがコツ!

現実的な予算設定のステップ:

1. まず「現状把握」から始める

  • 過去3ヶ月の支出平均を算出(できれば項目別に)
  • 特に「固定費」と「変動費」を明確に分ける
  • 季節変動も考慮する(夏は電気代が高い、冬は暖房費がかかるなど)

2. 達成可能な「ちょい下目標」を設定

  • 現状の95%程度を最初の目標にする(例:食費が月6万円なら5.7万円)
  • 無理なく続けられる範囲から始める
  • 成功体験を積み重ねることで、徐々にレベルアップしていく

3. 達成時のご褒美を決めておく

  • 目標達成時には小さなご褒美を用意(特別な外食や映画鑑賞など)
  • 節約で浮いた金額の一部をご褒美に使うのもモチベーションアップに
  • 貯金ではなく「○○のために貯める」と目的を明確にする

「理想の家計」を一気に実現しようとせず、3ヶ月ごとに少しずつ改善していく姿勢が大切です。小さな成功体験を積み重ねることで、無理なく継続できる家計管理が実現します!

失敗⑤:「貯金を”残ったらする”方式」

ありがち行動

→ 毎月生活して、残った分を貯金へ(でもほぼ残らない)

【落とし穴】

「残す」じゃなくて、「先に分ける」が正解です。

行動経済学でも「先取り貯蓄」の効果は実証されています。人間は目の前にあるお金を使ってしまう性質があるため、最初に貯蓄分を確保しないと、どうしても使ってしまいがちです。

【解決策】

給料が入ったら”先に貯金用口座に移す”ことで、強制的に「貯める生活」がスタートできます!

先取り貯蓄を成功させる具体的方法:

1. 自動振替の活用

  • 給料日に自動振替設定を行う(手動だと忘れる可能性も)
  • 可能なら給与振込口座と別の銀行の口座を用意する(わざわざ引き出しに行く手間を作る)
  • 「見えないお金」にすることで、使う誘惑を減らす

2. 目的別口座の設定

  • 貯蓄を「緊急資金」「旅行資金」「教育資金」など目的別に分ける
  • インターネットバンキングで複数の無料口座を開設
  • 目的があると貯める意欲が高まり、途中で崩す可能性も減少

3. 少額でも確実に続ける

  • 最初は収入の5〜10%程度から始める
  • 慣れてきたら徐々に割合を増やしていく
  • ボーナスなど臨時収入の一定割合も自動的に貯蓄に回す習慣を

財布やメイン口座に「使えるお金」だけを残すことで、心理的にも「このお金の範囲内で生活する」という意識が自然と身につきます。家計簿アプリを使っている場合は、「予算」機能を活用し、先に貯蓄分を確保した上で残りの金額を生活費として管理するとさらに効果的です!

実体験:我が家の”やらかし”と改善プロセス

私たち夫婦も、最初は家計管理でいろいろ失敗しました。

  • 最初は記録だけ頑張ってたけど「これって意味ある?」ってモヤモヤしていました
  • 毎月「今月も赤字だね…」が夫婦の会話だった時期も
  • お互いの収入を正確に把握していなかったため、全体の家計バランスが見えていませんでした

でも、使いすぎていた項目を”見える化”して会話するようになっただけで、意識がガラッと変わりました!特に効果があったのは、毎月3回、10分ずつの「ミニ家計会議」を設定したこと。それぞれの価値観の違いも理解でき、お互いを責めるのではなく「改善する仕組み」を一緒に考えるようになりました。

そこから半年で月3万円以上の貯金ペースになり、1年後には月7万円の貯蓄ができるように!単なる記録から「分析→改善→確認」のサイクルに変えただけで、こんなに変わるんだと実感しています。

まとめ

20代夫婦がハマりがちな家計簿の落とし穴はコレ!

  1. 記録だけで満足している → 記録から分析・改善へ移行しよう
  2. 分類がざっくりすぎて分析できない → 最低限「固定費」「変動費」「貯蓄」の3分類から
  3. どちらかに任せきりで共有がない → 月1回の家計会議で情報共有を
  4. 理想の予算を立てて挫折 → まずは現状の95%程度の「ちょい下目標」から
  5. 貯金を”残ったら”にしてしまう → 給料日に自動振替で先取り貯蓄を習慣に

「記録」よりも「会話」「仕組み」こそが家計管理のカギ! “夫婦で一緒に”見直すことで、未来の選択肢もグッと広がります!

最後に、家計管理は「目的」ではなく「手段」であることを忘れないでください。完璧を目指すよりも、自分たちらしい生活を実現するためのツールとして活用していきましょう。失敗してもOK、少しずつ改善していけば、必ず結果はついてきます!

実践ステップ:明日からできる3つのアクション

この記事を読んだあなたが、すぐに行動に移せるよう、具体的なステップをご紹介します:

ステップ1:家計の「見える化」(3日以内に)

  • 過去3ヶ月分のクレジットカード明細と通帳を集める
  • 大まかな収支を3分類(固定費・変動費・貯蓄)に分けてみる
  • 家計簿アプリを1つ選んでインストールする(マネーフォワードME、Zaimなど)

ステップ2:最初の「家計会議」を開く(今週末に)

  • パートナーと30分程度の時間を確保する
  • 「今の家計状況」と「3ヶ月後の目標」を話し合う
  • お互いの「譲れない支出」と「削減できる支出」を確認する

ステップ3:「仕組み化」を始める(給料日までに)

  • 貯蓄専用の口座を用意する(持っていなければ新規開設)
  • 次の給料日に自動振替の設定をする
  • カレンダーに毎月の「家計会議」日程を入れておく

家計管理は「継続」が何よりも大切です。完璧を目指すより、続けられる仕組みを作ることを優先しましょう。夫婦で協力して取り組めば、きっと素晴らしい結果につながりますよ!

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