住宅ローンの金利、固定と変動どちらが良い?最新相場で解説【2025年版】

家づくり

登場人物紹介

  • RF(運営者):建築士×資産形成ナビゲーター。家とお金の両面からサポート!
  • けんた(32歳・建築設計士):筋トレとサウナが趣味。設計は得意だが、資産形成・住宅ローンは初心者。独立志望。
  • さやか(27歳・ファイナンシャルプランナー):カフェ巡りと資産運用が趣味。暮らしとお金を大切にする堅実女子。既婚者。

結論

住宅ローンの「固定 or 変動」は家計に数百万円の差が出る重要な選択!金利動向とライフプランをもとに、自分に合った選択をしよう!

一緒に学ぼう!けんた&さやかの金利選びストーリー

Q1. 固定金利と変動金利って何が違うの?

けんた「住宅ローン、固定と変動どっちが得なんだろう?」

さやか「私は安心感のある固定が気になるけど、変動は金利が低いって聞いたことあるよ?」

RF「金利タイプはそれぞれメリット・デメリットがあります。比較してみましょう!」

✅ 固定 vs 変動の比較表

項目固定金利変動金利
金利変動一定(全期間 or 一部期間)6ヶ月ごとに見直し
返済額安定金利により変動
メリット計画が立てやすい初期金利が低い
デメリット金利がやや高め将来的に金利上昇の可能性あり
向いている人安定志向・計画重視の人リスク許容度が高く柔軟な返済ができる人

Q2. 2025年の最新金利相場は?

さやか「今の金利ってどれくらいなの?」

RF「2025年3月時点の主な金利は以下の通りです。」

✅ 2025年3月現在の金利相場

  • 変動金利:0.4~0.5%
  • 10年固定:1.5~2.0%
  • フラット35(全期間固定):2.0~2.5%

✅ 金融機関別例

金融機関変動金利10年固定全期間固定
三菱UFJ銀行0.475%1.65%
みずほ銀行0.450%1.70%
住信SBIネット銀行0.390%1.55%
楽天銀行0.425%1.60%
フラット352.10~2.40%

Q3. 固定金利が向いているのはどんな人?

けんた「やっぱり固定の安心感も捨てがたいなあ…」

RF「こんな人には固定金利がオススメです!」

✅ 向いている人

  • 金利上昇が心配で安心感を重視する人
  • 家計を厳格に計画的に管理したい人
  • 長期(30年以上)でローンを組む予定の人
  • 家計に余裕が少なく、返済額の増加にリスクを感じる人
  • 共働きだが将来片働きになる可能性がある家庭

✅ 固定金利のタイプ

タイプ特徴注意点
全期間固定(フラット35など)完済まで金利変動なし金利は他より高め、借り換え時に手数料発生
期間固定(3・5・10年など)一定期間は金利固定期間終了後は市場金利に連動して見直し
ステップダウン金利徐々に金利が下がる初期は高めの金利設定が多い

✅ 期間固定金利の見直しについて

10年固定などの期間固定金利は、固定期間終了後に「その時点の」金利で見直しが行われます。例えば、10年固定1.65%で借りた場合、10年後の市場金利状況によって新たな金利が設定されます。

  • 見直し時の選択肢:
    • 再度固定金利を選択
    • 変動金利に切り替え
    • 他行への借り換え

RF「金利が上昇傾向にある場合、固定期間終了後に返済額が増加するリスクがあります。10年固定で借りて、10年後に金利が3%になっていたら、残りの返済期間の負担が大きく増える可能性も。」

Q4. 変動金利が向いているのはどんな人?

さやか「でも総返済額はできるだけ少なくしたいし…」

RF「柔軟な返済ができるなら変動もアリです!」

✅ 向いている人

  • 金利が安いうちに完済したい人
  • 収入が安定していて余裕がある人
  • 短期完済や繰り上げ返済を計画している人
  • 金融情勢に詳しく、金利動向を常にチェックできる人
  • 転職や収入アップの見込みがある人

💡 注意点

  • 2024年にマイナス金利が終了し、今後金利上昇リスクあり
  • ただし急激な上昇は見込み薄(2025年時点)
  • 金利上昇時のリスク対策として余裕資金を確保しておくことが重要

✅ 金利上昇時のリスク具体例

仮に3000万円を35年ローンで借りた場合:

  • 現在の変動金利0.5%:月々返済額 約78,900円
  • 金利が2%に上昇した場合:月々返済額 約105,600円(+26,700円/月)
  • 金利が3%に上昇した場合:月々返済額 約122,200円(+43,300円/月)

RF「変動金利は5年以内に完済予定、または高い繰り上げ返済能力がある場合に特に有効です。ただし、金利上昇に対するバッファーとして月々の返済額の20%程度は余裕を持っておくと安心です。」

あなたの金利選び診断フローチャート

以下の質問に答えて、あなたに合った金利タイプを診断してみましょう!

  1. 家計の余裕度は? A: 十分な余裕がある → 2へ B: あまり余裕がない → 「固定金利」が安心
  2. 返済期間は? A: 20年以下 → 3へ B: 20年超 → 「固定金利」または「一部固定+変動」がおすすめ
  3. 金利上昇への対応は? A: 月々の返済が1~2万円増えても対応可能 → 4へ B: 返済額の増加は避けたい → 「固定金利」が安心
  4. 今後のライフプラン A: 昇給見込みがある、または繰り上げ返済予定 → 「変動金利」がお得かも B: 教育費など大型支出の予定がある → 「固定金利」が安心

住宅ローンシミュレーション例

✅ ケース1:3000万円を35年で借りた場合の比較

金利タイプ金利月々返済額総返済額元金との差額
変動金利0.5%78,900円33,138,000円+3,138,000円
10年固定1.7%101,400円42,588,000円+12,588,000円
フラット352.2%114,300円48,006,000円+18,006,000円

✅ ケース2:共働き夫婦が4000万円を30年で借りた場合

シナリオ金利タイプ特徴総返済額
安定志向全期間固定2.2%返済額一定で計画的約6,180万円
バランス型10年固定1.7%+以降変動子育て期は固定で安定、以降は状況に応じて約5,430万円~5,950万円
積極返済型変動0.5%+繰上返済低金利+ボーナス時の繰上返済で20年で完済約4,290万円

RF「金利タイプの差で、同じ借入額でも1000万円以上の差が出ることも珍しくありません。ただし、変動金利の場合は金利上昇リスクも考慮する必要があります。」

Q5. 金利選びのポイントは?

けんた「結局、どっちが自分たちに合ってるのかな…?」

RF「この3つの視点から考えてみましょう!」

✅ チェックポイント

  1. 家計に余裕があるか(変動のリスクに耐えられる?)
  2. 返済期間(長期なら固定で安定性重視)
  3. 将来のライフイベント(教育費・転職など)

✅ 住宅ローン控除との関連

  • 変動金利も固定金利も控除適用の条件は同じ
  • 控除額は残高の0.7%(上限年間40万円・13年間)
  • 借入当初は金利の高い固定の方が控除メリットを受けやすい場合も

✅ 団信(団体信用生命保険)も要確認

種類保障内容金利上乗せ
一般団信死亡・高度障害基本的に無料
三大疾病付き上記+がん・急性心筋梗塞・脳卒中0.2~0.3%上乗せ
八大疾病付き上記+5つの重度慢性疾患0.3~0.4%上乗せ

✅ 借り換えも選択肢

  • 金利差1%以上・残債1000万円以上・残期間10年以上なら検討価値大
  • 借り換え費用(手数料・保証料・登記費用等):約50~100万円
  • 回収期間:金利差と残債に応じて通常2~3年

✅ 繰り上げ返済戦略

変動金利を選んだ場合の効果的な繰り上げ返済戦略:

  • 返済額の増額(毎月1万円増額で約4年短縮可能)
  • ボーナス時の一括繰り上げ(年100万円で約8年短縮可能)
  • 先に元金を減らすと金利上昇時のリスクも軽減できる

RFのリアルボイス

RF「実際に住宅ローンを検討中の僕も、変動の安さには魅力を感じています。でも、固定の安心感も捨てがたい。特に子どもの教育資金が必要になる10年間は固定で安定させ、その後は変動に切り替えるという選択肢も考えています。最終的には”家とお金のバランス”で選ぶのがベストだと実感中です。」

記事の要点(箇条書き)

  • 固定は”安心”、変動は”コスパ重視”
  • 金利差だけでなく、家計やライフプランも考慮を
  • 金利タイプの選択で総返済額に数百万~1000万円以上の差も
  • 団信の種類や金利上乗せも要チェック
  • 借り換えも柔軟に検討しよう
  • 変動金利選択時は金利上昇リスクへの対策が重要

まとめ|住宅ローン選びは「納得感」がすべて!

  • 金利の安さだけで選ばず、”自分たちに合ったスタイル”を選ぶことが後悔しないポイント
  • 固定 or 変動の正解は人それぞれ。迷ったらFPや住宅ローンアドバイザーに相談も◎
  • シミュレーションで具体的な数字を比較し、納得のいく選択を!

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