【はじめに】
同じ年齢、同じ収入なのに、気づけば”お金が増えている人”と”ずっと貯まらない人”がいる。
この差、実は20代の過ごし方でほぼ決まってしまうって知ってましたか?
金融広報中央委員会の調査によると、20代後半男性の平均貯蓄額は約68万円、女性は約72万円。しかし、この平均値の裏には「ほぼ貯金ゼロ」と「数百万円の貯蓄」という大きな格差が隠れています。また、独身者と既婚者では差があり、独身男性の中央値は約42万円、既婚男性は約95万円と倍以上の開きがあります。
本記事では、「なぜ20代が”お金の未来”を分けるのか?」「お金が増える人の共通点は?」について、建築士である僕自身の実体験や投資スタートのタイミングも交えながらお話していきます。
【結論】お金の差は”考え方”の差から生まれる
- お金を「使うもの」とだけ考える人は”消費脳”に
- お金を「働かせるもの」と考える人は”資産形成脳”に
20代のうちは収入も少なくて当然(20代前半の平均年収は約320万円)。でも→**”考え方”を変えるのは、0円でもできる**んです!

【お金が増える人に共通する3つの習慣】
① お金の流れを「見える化」している
- 家計簿アプリ、月の固定費、収支を把握できている
- お金の使い方に”意志”がある
- 「先月より○○円節約できた!」と喜べる感覚がある
調査によると、家計管理をしている人は、していない人に比べて平均して月に約15,000円多く貯蓄できているそうです。小さな「見える化」が大きな差を生み出すんですね!
② 小さくても「投資」している
- 金額よりも「マインドセット」が重要
- たとえば積立NISA(年間最大120万円)、iDeCo、自己投資、副業スキルの習得など
- 「今の1万円」より「将来の2万円」を選べる判断ができる
2022年の調査では、20代の投資経験者はわずか31.9%。しかし、投資経験のある人の約67%が「早く始めておけばよかった」と回答しています。行動するか、しないかの差がここにあります!
③ “浪費”と”消費”と”投資”の違いを感覚でわかっている
項目 | 浪費 💸 | 消費 🛒 | 投資 📈 |
---|---|---|---|
意味 | 後悔する支出 | 生活に必要な支出 | 将来リターンを生む支出 |
例 | 衝動買い、見栄のための出費 | 家賃、食費、光熱費 | 本、スキル習得、資産運用 |
心理的影響 | 一時的満足→後悔 | 安定感→必要悪 | 成長感→期待 |
金銭的影響 | 資産減少 | 維持 | 資産増加 |
無駄遣いに罪悪感を覚えるようになったら成長中!自分への投資には惜しみなくお金を使える人が多いです。
【逆に、お金が増えない人がハマりやすい思考パターン】
- 「今のうちは遊んでおこう」→時間とお金を浪費
- 「投資なんてお金持ちがやるものでしょ」→チャンスを逃す
- 「副業してもどうせ稼げない」→行動しない=何も変わらない
- 「お金の勉強は難しそう」→知識不足が続く
- 「物価高だから仕方ない」→諦めて対策を立てない
- 「この趣味にはお金をかけたい」→優先順位の逆転
- 「親が言うには投資は危険」→親世代から受け継いだ固定観念に縛られる
- 「収入が低いから無理」→最初から諦めて始めない
これらは全部、“思い込み”が邪魔してるだけなんです。実際に一歩踏み出せば、意外と簡単に始められることばかり!
特に近年の物価高(2023年は約3.2%上昇)を理由に節約や投資をあきらめている人が増えていますが、むしろ今こそ行動すべき時です。

【建築士の僕が20代で学んだ「お金のリアル」】
20代前半の僕は典型的な「お金が増えない人」でした。
- 月給は全て飲み会や趣味に消え、貯金はほぼゼロ
- お金の知識もなく、将来のことも考えていなかった
- 「給料が上がれば自然と貯まるはず」と思っていた
でも、27歳のとき先輩の話を聞いて愕然としました。「40代なのに家のローンに追われ、やりたいことができない」と。
そこで初めて将来の自由(FIRE:経済的自立と早期リタイア)について考え、「今、何かを始めないと」と思ったんです。
- 投資の本を月3冊読むようになった
- 月5,000円からの積立投資をスタート
- 建築知識を活かした副業(住宅相談)を始めた
- 自己投資として資格取得や英語学習にお金を回した
収入はすぐには増えませんでしたが、“お金の増え方”が変わりました。気づけば30歳で貯金100万円→500万円に!
【複利の力:小さな積み重ねが大きな差に】
月2万円を積み立てた場合の資産推移:
運用年数 | 年利3%の場合 | 年利5%の場合 | 年利7%の場合 |
---|---|---|---|
5年後 | 約130万円 | 約140万円 | 約150万円 |
10年後 | 約280万円 | 約320万円 | 約370万円 |
20年後 | 約650万円 | 約830万円 | 約1,100万円 |
30年後 | 約1,150万円 | 約1,700万円 | 約2,500万円 |
同じ月2万円でも、始める時期と継続する力で30年後には1,350万円もの差が出ることがわかります!グラフを見ると20年を過ぎたあたりから急激に差が開いていくのが一目瞭然です。
【Q&A】20代のうちに聞かれるお金の疑問
Q1. 月1〜2万円の投資でも意味ある?
→ めちゃくちゃあります!上記のグラフでもわかるように、月2万円を年利5%で30年間続けると約1,700万円に。複利の力と習慣づくりの視点で大勝利です!
Q2. 副業って何から始めればいい?
→ 「自分の経験×誰かの悩み解決」がベース。SNS発信、ブログ、スキル販売など小さくスタートでOK。20代の副業経験者の約45%は月3万円未満から始めています。いきなり大きな収入を狙うより、まずは月5,000円でも継続できる仕組みを作りましょう。
Q3. 自己投資って何が正解?
→ 読書/発信/人脈づくり/健康づくり。この4つは裏切りません。特に「投資」「マーケティング」「コミュニケーション」の3分野は、どんな職業でも役立ちます!自己啓発への投資リターンは平均して400%以上という研究結果もあります。
【まとめ】
- お金が増える人と増えない人の差は、「収入」ではなく「習慣と思考」
- 特に20代の選択が、その後の10年・20年に直結する
- 小さな習慣でも「積み重ねる」ことで、確実に未来は変わる
お金は、”今の選択”で未来の自由度を決めるツール。 あなたの20代、どう過ごしますか?
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